日々の仏壇花やお悔み花を贈る場合、回忌法要や法事に贈るお供え花を選ぶ際に、どのような花を選んでいますか。
お供え花を送るのが初めての方は、きれいなお花を前に贈るシーンが適切なのか迷われるかもしれません。
その中でも、ユリはその美しさと優雅さから、お供え花として非常に人気があります。
ユリはお盆の時期や初盆、法事などに白いユリが使われることが多いのですが、それはなぜなのでしょうか。
仏事の経験がない初心者の方でもわかりやすいように、今回はユリの花の特徴や花言葉、お供え花として人気の理由について詳しく解説します。
目次
ユリは、古くから世界中で愛されてきた花で、その清らかさと香りの良さから、多くの場面で使用されています。特に日本では、仏花や仏壇花として広く親しまれています。
まずは、そんなお供え花として親しみのあるユリはどのようなお花かご紹介します。
ユリは、アジアを中心としてヨーロッパから北アメリカの亜熱帯、温帯地域に100種以上自生するユリ科ユリ属に属する多年草です。
ユリの花は大きく、美しい形をしています。その優雅な見た目は、故人への敬意を表すのにぴったりです。
花姿はラッパのようなフォルムになっており、花びらは6枚あるように見えますが、外花被と呼ばれるガク3枚と内花被と呼ばれる花びら3枚から成り立っている花です。
中心にはめしべが1本、その周辺におしべが6本付いています。
花色は、白、ピンク、黄色、オレンジ、赤、黒、紫、複色などさまざまなカラーがあるため、故人の好みに合わせた色を選ぶことができます。
白いユリは純潔と清浄を象徴し、故人への思いを込めるのに最適です。
ちなみに、非常に種類が多く、日本では15種ほどのユリが自生していると言われています。ユリの種類によっては豊かな香りがあり、ファンの多いお花です。
それぞれ色、香りなど豊富で見た目も華やかで魅力的な花です。
5月から8月頃の初夏から夏に咲く花ですので、お盆などにも最適なお花でよく用いられています。
切り花にした時のユリの寿命は比較的長く、そのためお供え花やお悔み花、仏花としてもよく使われています。
つぼみのあるユリであれば、その寿命は10日から2週間ほどの寿命です。
つぼみが固い状態のユリを購入した場合は、最後の花が咲き切るまで2週間程度お供えすることができます。
夏場は暑さにより寿命が短くなり、10日前後で花が終わることもしばしばです。
ユリの切り花を長持ちさせるためには、水揚げをすることやこまめな水換え、そして花粉の取り除くなどといったマメな管理が非常に重要になります。
日持ちするためお供え花として人気のユリですが、ユリの花粉には注意が必要です。
ユリは、受粉して種を残そうとする植物なのですが、受粉させることで花が急速に萎れてしまうといった特徴もあります。
そのため、受粉して萎れないように花粉を取り除かなければなりません。
花が開いた時、中心に1本あるものがめしべですが、その周りにあるのが花粉が出てくるおしべですので、このおしべの先端を指やピンセットを使って取り除きましょう。
花粉を取り除くことで、受粉しないため切り花を長持ちさせられますし、服などに付くと厄介な花粉が洋服や肌に付くリスクも減らせます。
特に、ユリの中でも白いユリが仏壇花や枕花、後飾り花などでよく使われています。
ユリは、先にもご紹介したようにやはり切り花にしても寿命が長いことから、三回忌などの法要などで使うお供え花として人気があるのです。
ユリの中でもカサブランカという品種は、とても香り高く、ボリュームがあり花持ちが良いことから枕花や後飾り供花としてよく使用されます。
また、花の輪が小さく、斜め上向きに咲いているスカシユリやラッパのようなフォルムのテッポウユリは、枕花や後飾り供花のほかにも仏壇花や手元供養に用いられることが多いです。
日本では、「歩く姿は百合の花」とユリの美しさを人間の歩く姿に例えられているように故人を送る際は、華やかで美しさのある花で送り出すと良いお別れができることでしょう。
ユリには、「純粋」「無垢」といった花言葉がありますが、色別にもそれぞれ花言葉が付けられています。
・白いユリの花言葉
白いユリは、「純潔」といった花言葉を持っています。
もともと白いユリは、西洋では聖母マリアに捧げられた花として知られており、純潔といった花言葉が付けられているのです。
このほか、「威厳」「偉大」という花言葉もあり、これはフランス国王の紋章「フルール・ド・リス」から来ています。
フランス王家になぞらえて付けられており、白いユリというとなんとなく女性のイメージもありますが、「威厳」という意味があるように亡くなった方が男性の場合は最適な色のユリであると言えるでしょう。
・黄色のユリの花言葉
黄色のユリは、「陽気」といった意味を持ちます。
黄色は明るく楽しい印象を与える色ですから、黄色いユリにもそういった意味が込められています。
ただ一方で、「偽り」「不安」といった花言葉も持っていますので、お祝いの贈り物として贈る際や仏事で使う際にも避けたほうが良いかもしれません。
・オレンジ色のユリの花言葉
オレンジは、「華麗」「愉快」という華やかな花言葉が付いています。
生前元気で明るかった方へのお供え花として使われるのに最適な花と言えるでしょう。
・ピンク、赤のユリの花言葉
ピンクと赤は、「虚栄心」という花言葉が付いています。
キリストが処刑された時に他の花々はキリストの姿を見て、首を垂れたそうなのですが、ユリだけは自らの美しさでキリストを慰めようと思いあがって、頭をいつものように上げていたと言われているのです。
その様子を見たキリストが悲しそうにユリを見つめていたその時、ユリは自分の奢った気持ちに恥ずかしくなって赤くなり、頭を垂れたことから虚栄心という言葉が付いたと言われています。
花言葉を考えると赤やピンクのユリは、お悔み花としては使わないほうが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
ユリはとても豪華で可憐できれいなお花ですが、長持ちするので切り花としてよく使われています。ユリを使用したお供え花は、その優雅な見た目と豊かな香りから、故人への思いを込めた最高の選択です。
お盆を迎えるのが初めての方にもおすすめで、夏に旬を迎えるのでお盆、初盆に最適な花です。ぜひ今年のお盆の時期に飾られてみてはいかがでしょう。
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