カーネーションは母の日に贈る花の定番であり、感謝の気持ちを伝えるのに最適なお花です。
あまり仏花としてのイメージは少ないカーネーションですが、亡くなられたお母様を偲ぶお供え花としてもおすすめです。
カーネーションをお供えのお花として飾る際に知りたい、カーネーションの特徴やおすすめのポイントを解説します。

 目次

1. ｜カーネーションの特徴は？
   • カーネーションの旬の時期とは？
   • カーネーションの色別の花言葉は？
   • カーネーションの切り花にしたらどれくらい持つのか？
2. ｜お母様の法事や法要でカーネーション以外におすすめのお花は？
3. ｜まとめ

1.  カーネーションの特徴は？

カーネーションは「感謝」や「愛情」を象徴する花として知られています。
母の日にお供え花として贈ることで、故人への感謝の気持ちを表すことができます。
まずは、お母さんへのお供え花に最適なカーネーションとはどういったお花かご紹介します。

カーネーションは、そもそもナデシコ科ナデシコ属の植物で、主には地中海沿岸や南ヨーロッパが原産の花です。
品種改良なども加わって現在のような形態の花となっています。

剣弁咲きといって、花弁の縁がとがっているかのような咲き方をしているカーネーションがよく見られる花です。
そのほかにも、丸弁咲きという丸い花を咲かせるものもあり、カーネーションの形には複数の種類があります。

赤やピンクのカーネーションは、店頭などで見るので非常に有名でご存知の方も多いことでしょう。
カーネーションには様々な色がありますが、カーネーションをお供えする場合は白のカーネーションがおすすめです。また、淡いピンクのカーネーションもお仏壇飾りとして取り入れやすく人気があります。

気になるカーネーションの旬の時期とは？

花には基本的に旬の季節があります。
たとえば夏に咲く花だと冬に咲くということは基本的にはありません。

しかしカーネーションについては例外で、年間でいつでも流通しています。
そのため母の日に限らず通年手に入るお花で、お母さんを偲ぶお供え花として用いやすいお花と言えるでしょう。

なぜ年間いつでも流通しているのかですが、それはカーネーションの原産の国に関係があります。
地中海沿岸付近は四季がなく、年中を通して温暖な気候です。
したがって年間で安定して流通しているのです。

カーネーションの色別の花言葉は？

仏壇花にするにあたって、花言葉は非常に気になります。
カーネーションに限らず花言葉というのは、花の色によってまったく違うものになるものです。
それでは、カーネーションの花の色別花言葉をご紹介します。

よくお悔み花に用いられる白いカーネーションの花言葉は、「尊敬」「私の愛情は生きている」です。
亡くなられたお母様に思いを寄せて、お仏壇に供えするお花としてメジャーになりました。
また、ピンクのカーネーションは「感謝」、青は「永遠の幸福」という意味合いがあります。
お母様に思いを寄せてお供えする花としてちょうど良い一面があります。

せっかくお母さまに仏花としてカーネーションをお供えするのであれば、故人が好きだった色や、贈りたい花言葉に合わせた色のカーネーションを選びましょう。
より生前のお母さんを思った心のこもったお供え花となります。

＜お供え花としておすすめの色別カーネーションの花言葉＞

• 白いカーネーションの花言葉「尊敬」「私の愛情は生きている」
• ピンクのカーネーションの花言葉「感謝」
• 青のカーネーションの花言葉「永遠の幸福」
   

カーネーションの切り花にしたらどれくらい持つのか？

管理状況にもよるので一概には言えませんが、カーネーションを切り花にすると大体1週間から10日の寿命です。環境によっては2週間以上美しい状態で飾っておくことができます。

カーネーションは他の花に比べて長持ちしやすい特性があります。お供え花として長い期間楽しむことができるため、墓前や仏壇にぴったりです。

また、新鮮なカーネーションを選ぶことで、より長く美しさを保つことができます。
花びらがしっかりとしていて、葉が緑色であるものほど長持ちします。
長持ちするカーネーションの選び方として参考にしてください。

尚、日々のカーネーションの手入れもお供え花を長持ちさせる重要なポイントです。
より長くお供えするには、「水替えと切り戻し」「お供えする場所」に注意しましょう。

• お供えしたカーネーションを長持ちさせる方法１「水替えと切り戻し」
  カーネーションを花瓶で仏壇花にお供えする場合は、毎日水を替え、茎を1～2cm切り戻すことで、花の鮮度を保つことができます。
  切り戻す際は斜めに切ることで、より多くの水を吸収させることができます。
  お供えのアレンジメントフラワーの場合は、根元の保水スポンジが乾いていないか確認し、コップなどでお水を足しておくとよりお花が長持ちします。
   
• お供えしたカーネーションを長持ちさせる方法１「お供えする場所」
  直射日光や風通しの悪い場所は避け、涼しくて明るい場所に置くことで、カーネーションの美しさを長持ちさせることができます。
  夏場など仏間が高温になるような場合は、クーラーの効いた部屋にカーネーションを非難させておくか、枯れないお花であるプリザーブドフラワーのカーネーションを取り入れるのもおすすめです。
   

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5. お母様の法事や法要でカーネーション以外におすすめのお花は？

お母様が亡くなるということは初めての経験。どのような花を供えようか悩む方も多いのではないでしょうか。

カーネーションはお母様へお供えする花として最適ですが、カーネーションでないといけないわけではありません。
カーネーションのほかにも、お母様が生前好きだった花をお供えすることも可能です。
したがって、仏花の初心者の方は花を購入する際に購入先で相談してみると良いでしょう。

一般的には仏花として向かないと言われている花はあります。
具体例を挙げると、とげのあるバラ、シャクナゲなどの毒のある花がそうです。
しかし、生前好きだったお花だった場合は供えるケースもあります。
詳しくは、購入先の花屋の方に相談すると間違いありません。

カーネーション以外にも、菊やユリ、トルコキキョウなどもお供え花としておすすめです。
素敵なお供え花はたくさんありますので、それを参考にお母様へのお悔み花を贈りましょう。

 

6. まとめ

カーネーションは、母親へありがとうの気持ちを込めて贈りやすい仏花と言えるでしょう。
葬儀の時、何回忌目の法事の時、お母様に思いを馳せてカーネーションをお供えするのはいかがでしょうか。
特に母の日は、お母さんに感謝を伝える日でもありますので、ぜひ亡くなったお母さんへのお供え花にカーネーションを取り入れてみてください。

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